【名大附中学受検】2021年度検査の変更点から予想されること|個別教育essの先生・スタッフブログ。

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スタッフブログ

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2020/11/16

【名大附中学受検】2021年度検査の変更点から予想されること

こんにちは。エストスーパースクールです。

既に公式発表があるとおり、現小6生が挑む2021年度の検査では、いくつかの重要な変更があります。

①検査時間の変更
検査Ⅰ
〜2020年:第1部、第2部 各40分
2021年:第1部、第2部 各30分

検査Ⅱ
〜2020年:40分
2021年:30分

②検査内容の変更
検査Ⅲ
〜2020年:グループ面接等。グループで話し合いや活動(作業)などをします、との補足がありました。
2021年:面接。「作業を伴うものではありません」と明記があり、グループ作業は行われません。

③試験日程の変更
〜2020年:1月の第2土・日
2021年:1月の第2日・月 2021年 1/10(日)、1/11(月・祝)が試験日です。

④出願方法の変更
〜2020年:郵送不可。直接提出のみ。
2021年:郵送または直接提出(可能な限り郵送での出願を呼びかけ)。

⑤通学時間の上限
〜2020年:片道60分以内。ただし、66分までは運用において認めていました。
2021年:片道70分以内

一方で、以下の点については、募集要項やYoutubeでの配信では言及がありませんでした。
・「英語試験を行うかどうか」
・「リスニング試験を行うかどうか」

ここでは、学校発表のあった範囲内の情報をもとに、出題傾向がどう変わりうるかについて考えてみたいと思います。あくまでもご自分でお考えになる際の参考程度としてお読みいただければ幸いです。

A 検査Ⅰの試験時間が10分ずつ短くなることの影響

もっとも考えられる変化は、「問題数が減って難易度はあまり変わらない」ことではないでしょうか。

もともと名大附中学の検査問題は、ひとつひとつの問題が難しいというよりは、40分という試験時間の割には問題量・記述量がやや多く、また、あたりまえとされがちな物事についての「なぜ?」の説明能力を重視してきました。そういう意味で、ハードな検査でした。

今回試験時間が10分短くなって、問題数が大問で1〜2つ減ったとしても難易度・記述量があまり変わらなかった時が大変です。考えられる時間が減るためにすべての問題に答えきれないケースが増え、時間や優先順位の高度な判断・処理能力が求められることが予想されます。

学校のテストではふつうに大問1から解いていけば、だいたい難易度も順に上がっていくのでそんなに大ケガしない子でも、このレベルの試験・倍率となると作戦が必要でしょう。

B 検査Ⅱの試験時間が10分短くなることの影響

考えられることは3つです。1つめは、「課題1(資料分析)がなくなって課題2(意見文)だけになる」、2つめは「課題2の指定字数が、400字から300字程度に減る」です。あと1つは、「課題の内容が平易になる」です。

簡単になる変化については従来の過去問を解いて練習しておけば対応できるでしょう。やはりもっとも大変そうなのは、「課題2の指定字数が減る」ではないでしょうか。字数が400字であろうと300字であろうと内容や構成を考えるのに必要な時間はそれほど大きくは変わりません。

となると10分という時間がそのまま書く時間の削減として跳ね返ってくるので、「書き直し無しの一発書き」くらいでないと間に合わないかもしれません。

また100字短くなることで、かえってコンパクトな表現をしないことには論点が薄くなってしまうので、字数が短くなることは意外と厄介と言えます。

検査Ⅲの内容変更が検査Ⅱに波及するということも考えられます。これについては下で詳しく述べます。

C 検査Ⅲの試験内容変更の影響

今年の変更点は、「グループ作業を行わないこと」、面接が「グループ面接」から「面接」に変わったことの2点です。公式発表はありませんが、言うまでもなくコロナウィルス感染症対策でしょう。

いずれにしても、検査Ⅲ自体は無くなりませんでした。この社会状況下でも面接試験を実施するということは、学校側は昨年までと同様、入学者の選抜にあたって人物像や対人能力を評価したいという強い意思を持っていると考えて間違いないと思います。

となると、もっとも可能性として高いのは、

面接が個人面接になって、グループ作業がなくなる
➡その分、生徒ひとりあたりの面接時間が昨年までより増える
➡面接での受け答えに対して掘り下げる質問が増え、それに答えきれるかどうかで判断が下される

という変化ではないでしょうか。

昨年までの面接試験では、グループによって回答のチャンスが1回あるかないかで、質問をされてこちらが挙手をしても当ててもらえなかった、というケースもあったそうです。なので、これは大きな変化であり、特にボーダーライン上の生徒にとっては、2日間の検査の大トリ、アピールの最大にして最後のチャンスになります。

最後に、検査Ⅲのうちグループ作業で従来判断されていた、協調性やリーダー性などをどう見きわめるか、という点です。

これについては、たとえば検査Ⅱの出題内容を工夫して、2020年度と同じような「話し合い系」にすることで担保する方法や、控室での様子や検査Ⅰ・Ⅱなどで問題に取り組んでいる時の姿勢やペンの持ち方のような細かいところまで観察されているかもしれないというアンテナを張って行動することが大切になると思われます。

以上、今年(2021年度)の変更点について考えられることを記してみました。ご参考になれば幸いです。

昨年(2020年度)もリスニング試験を導入するなど、新しい取り組みを躊躇しない学校ですので、今年もまた大胆なことをしてくる可能性は否定しきれませんが、それを考え出すとキリがありません。ラストスパート期間、合格に向けてとにかく精いっぱいがんばりましょう!

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